学園オリンピックは、生徒の知識や技能を高め合うための学園独自の行事です。全国から集まった付属校生が寝食を共にしながら研修を行い、部門ごとに日頃の学習成果を全力を出して競い合います。成し遂げることの歓びを実体験すると同時に、友情もさらに広がります。
日頃の成果を競い合い、自己の可能性を伸ばします
全9部門からなる学園オリンピックは、学園独自の教育プログラムです。対象となるのは付属高等学校と中等部の全生徒で、毎年5月に「芸術(音楽)」部門、8月には「スポーツ大会」(高校生のみ)が東海大学湘南キャンパスで3日間のコンクールと競技を繰り広げます。それ以外の7部門は、7月末から8月にかけた6日間にわたって東海大学嬬恋高原研修センターを会場に夏季セミナーが開催されます。
他者と競い順位づけすることが学園オリンピックの狙いではなく、生徒たちが相互に刺激し合い、切磋琢磨しながら成長していく場となっています。
優れた才能を早期に発見し、それを一層大きく育てるという重要な役割も担っています。優秀な成績を収めた生徒には、優秀賞、奨励賞、努力賞などの賞が与えられ、奨学金が得られる東海大学への特別推薦の道も開かれています(医学部を除く)。
各部門
国語部門 | 小説の部、評論・エッセイの部、詩・短歌の部の3分野に分かれて作品を創作。講義も受けながら「読んで、考え、書く」体験を重ねます。 |
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数学部門 | 数学的センスを伸ばし、数学に対する興味を深めることを目標に、講義とプロジェクト学習を通じて数学の面白さを発見します。 |
理科部門 | 嬬恋高原の豊かな自然を活かし、運動、エネルギー、化学変化、生物の多様性、地形、天体などさまざまな分野について実験や観察を行い、問題の発見と解決能力を養います。 |
英語部門 | 「英語だけの世界で新しい自分を見つけよう」をテーマに、国際人としての教養とコミュニケーション能力の向上をめざします。 |
芸術(造形)部門 | 大学・高等学校の教員が専門的視点から課題を用意し、デッサン、造形表現、スケッチ、作品の発表と評価を互いにし合うことで、自らの想像力向上につなげます。 |
芸術(音楽)部門 | 音楽コンクールを中心に、大学教員と東京交響楽団からの講師による公開レッスンやセミナー、アンサンブル練習と発表などを通じて音楽の世界を楽しみます。 |
知的財産部門 | 暮らしを豊かにするアイディアをテーマに自らのアイディアを実現するための活動を行います。多くの意見を聞き、解決法を見出す技術についても学びます。 |
ディベート部門 | ディベート競技とその準備を通じて、情報収集・問題分析能力とコミュニケーション能力を高めます。リーダーシップとチームワークの重要性を体感します。 |
スポーツ大会 | 個人、団体の成績を競い合うとともに、学校ごとの総合成績を競い合います。単に勝敗を競うだけでなく、各学校間の交流にも大きな役割を果たしています。 |